放射線室のご案内
放射線室の理念
「 地域に必要とされる放射線室を目指します 」
放射線防護の基本3原則
当院では、医療放射線の安全管理に取り組んでおります
- 1.正当化
放射線診療を受ける方のベネフィット(利益)が常にそのリスクを上回ることを考慮して、適切な手法で検査を行います。 - 2.防護の最適化
診断参考レベルに基づく線量設定等により、as low as reasonably achievable(ALARA)の原則を考慮しつつ、適切な放射線診療を行うに十分となる線量を選択します。 - 3.線量限度の適応
放射線診療を受ける際、医学的必要性により適切な線量設定を行っているため、線量限度を設けず、「正当化」及び「防護の最適化」を適切に担保します。
放射線室 紹介
取得資格及び配置責任者
- 日本磁気共鳴専門技術者
1名
- 医療放射線安全管理責任者
1名
- 第一種衛生管理者
1名
- 医療機器安全管理責任者
1名
装置紹介
一般撮影装置及び骨密度装置
一般撮影は、FPD(フラットパネル)を搭載しており、様々な撮影に対応しております。
骨密度装置は、寝起きが大変な高齢者の方にも優しく、前腕部の撮影で測定を行っております。また、DXA法(二重エネルギーX線吸収測定)による測定が可能なため、より正確な検査を行うことが出来ます。
CT装置
当院CT装置の特徴は、最新の画像再構成処理により、従来のCT装置と比較して、最大82%の被ばく低減が可能となり、『低被ばく線量CT検査』を受けることが出来るようになりました。
また、仮想内視鏡大腸CT検査や冠動脈CT検査なども実施しており、様々な検査に対応しています。
MRI装置
当院MRI装置の特徴は、700mmの広いワイドボアにより、圧迫感の少ない装置となっていて、安心して検査を受けて頂くことが出来ます。
また、肝臓エラストグラフィーを始めとする様々な最新の検査を受けることが可能となっております。
安全対策では、金属探知ゲートを設置して、酸素ボンベや車椅子など大きな金属による吸着事故を未然に防ぐ対策を実施しております。
当院では、アートメイク、ラメやストーン付ジェルネイル、マグネットネイルなどは事前に外して頂いております。また、ヒートテックなども火傷の原因になりますので、脱いで頂いた上で検査となりますので、ご理解ご協力のほどお願い致します。
X線TV装置
X線TV装置では、胃透視検査、嚥下造影(VF)検査、ミエログラフィ検査、ルートブロック検査などを主に行っております。
透視装置は、寝台が動く装置がほとんどなのですが、当院の装置では全FOV(観察出来る範囲)に対して寝台は動かず、すべてX線管球だけで対応出来る装置となっております。
そのため、寝台に手を巻き込むなどの事故を未然に防ぐことによって、安全に検査を受けて頂けます。